本日、東日本大震災による津波で甚大な被害となりました区間を含む、浜吉田−相馬間の運転が再開されました。
震災以来約5年9ヶ月ぶりとなり、代行バスにより仙台地区の通勤通学の不便が解消されることになりました。
再開に向け、津波により駅舎が大きく損傷した山下・新地・坂元の3駅を含む区間は内陸部に最大で約1.1Km移転・ほぼ高架区間(山下・新地駅は高架)となりました。
今後は、移転した地区の新住居による復興がさらに進むと思います。
また、相馬・原ノ町地区から仙台地区への移動が大幅短縮することにより、地域交流も進むのではないか、と思います。
本日の再開により、小高−岩沼(仙台)間が鉄道で結ばれることになりました。
なお、運用は原ノ町駅で一部の列車を除き分離しております。
原ノ町−仙台間は震災前より減少したものの、日中は約1時間毎の運行本数となっております。
残る区間ですが、竜田−富岡間・浪江−小高間は来年中の運転再開が予定されております。
また、福島第1原発事故による規制により、運転再開の時期が具体的に示されていませんでした、富岡−浪江間については、2020年3月の再開を目指すことが示されました。
既に除染や倒壊した橋梁の工事も再開されております。
今年の12月25日、常磐線は開通120周年(田端−土浦)を迎えます。
元は「日本鉄道」という私鉄で、1906年に国有鉄道化されました。
東北線のバイパス線の役割を持ち、かつては寝台特急「ゆうづる」が最大7往復運行されておりました。
現在はローカル線のような区間もありますが、重要幹線であることには現在も変わりありません。
規制区間の運行再開には様々な賛否がありますが、私は是非全区間の運行再開を、と思っております。
最後に、本日撮影出来たE231系「120周年」ラッピング車の画像を。
なお、HMは発車時間が迫っており撮影出来ませんでした。
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